自分史
┃┃┃┃ 自分史 その4 小学校卒業まで
4年生になり、Mちゃんと自分はエレクトーンを習い始めました。
同じ団地の4つ上のKちゃんのお宅へ伺って、 そこで先生が来て、練習をしていました。
そこの弟さん、Yちゃんが野球チームに入っていたので、 自分はよく応援に行っていました。
そんなこんなで自分も野球チームに入りたくなり、 Yちゃんに要らなくなったバットをもらい受け、 毎日素振りの練習をしながら、家の壁を使って一人キャッチボールに 精を出していました。
ひょんな事から、父が「コロコロコミック」を買ってくるようになり、 毎月、貪るように「コロコロコミック」を読んでいました。
4年生か5年生の時に発売された「チョロQ」や「ミニ4駆」を おもちゃ屋で買いあさってました。田宮のラジコンカーが欲しくてたまらなかったのですが、 お金がないのでもちろん買えず…。そのころ、ポケバイという子供でも乗れるミニバイクも流行っていて、 それも欲しかった思い出があります。家の近くが、それ用のサーキット場があったせいもあって、 すごく欲しかったのです。
演劇クラブにに入って、劇でお父さん役をつかみ取りました。 ひげを付けて、ちゃんとネクタイをして、すごく嬉しかったのを覚えてます。
片や、「リカちゃん人形」も好きで、リカちゃんのお友達の 「ハルミちゃん」人形とリカちゃんハウスを親に買ってもらっていました。
相変わらず、ロボットアニメが好きで、ガンダムのプラモデルや、 マクロスのプラモデルを買って遊んでました。
4年生から五年生になると、身体も成長してきます。 デブだったせいもあって、胸がおっきくなるのは早かったのです。
たぶん、4年生の後半ぐらいには、例のものを付けさせられたと思います。 女の子なんだからとか言って。
ブラジャーはとてもじゃないけど、気持ち悪かった。
それでからかわれたせいもあるのかもしれないですが、 精神的に気持ち悪かった…。 で、5年か6年の時には外してそのままにしてました。 今でもそうですが、胸はいっさい何もしないことにしました。
そして、もう一つの難関もやってきます。 その時が来たとき、母はすごく喜んだのですが、自分はすごくイヤだった。何がイヤなのか自分でもはっきりしませんが、 すごく落胆したのを覚えています。
5年生になって、Iちゃんという女の子と仲良くなりました。 Iちゃんも親が共稼ぎでいないので、 よくイトちゃん宅へ遊びに行ってました。
イトちゃんとは、そのころの女性アイドルの歌を歌ったりして 遊んでいたのですが、禁断の遊びもしていました。
自分の持ってる「ハルミちゃん」と、 Iちゃんの持ってる「リカちゃん」でいわゆる夜の営みを再現して 遊んでいたのです。
大体、自分が夫役、イトちゃんが妻役でした。 たまに、自分が妻役をやらされると、すごくつまらなくて、 Iちゃんに怒られてました。
それの研究のために、近所のセブンイレブンへ行って、 エロマンガ雑誌を読みあさっていました。
それと平行して、女性の裸にすごく興味を持つようになり、 父の買ってきた男性週刊誌のヌードグラビアを切り取って、 こっそり眺めたりしていました。
とりあえず、胸を触ったり、吸い付いて見たかったですね。 下は見たいとは思わなかったです。
ドラマのベットシーンを見ても、男優さんの視点で見て、 男優さんと同じ感覚で、女優さんとやっているような気がしてました。 それで興奮状態に陥ってしまったりもしまいした。
自分は、女性ではなく男性としてやりたいと思っていたのです。 女性として、男性とセックスをするとは想像が付きませんでした。
それと平行して、いわゆる女性向けのゲイ物語「やおい」を 知ることになります。
そんな自分もいる反面、5年生の時に6年生の男の子を好きになり、 バレンタインデーにチョコをあげて、玉砕しました。
ちょうど、自分の中にもう一人の自分がいるような感じで、 この身体と、この顔は自分のものじゃないという感覚が強かったです。 本当の自分は、こんな顔をしていないし、女でもないと思っていました。