自分史


自分史 その5  中学校時代

 中学校入学前に、今まで住んでいた団地から、今住んでいる団地へと 引っ越しをしました。 中学は、全く知らない人ばかりで、 これでいじめから解放されると思ったら、大間違いだったようです。
 当時、すでに体重は60キロを超え、 巨体だった私は目立つせいか、いじめの対象になってしまいました。女子とも仲良くなれず、どこか孤立していました。
小学校からやりたかった剣道部に入り、 剣道を始めてやっと友達が出来ました。 そこから、少しずつ友人が広がっていったのですが、やっぱりなじめない…。
なぜか、女子の女子によるスカートめくりが流行り、 ブルマを履いていない自分が、ずっと標的にされました。 そこで、やっとブルマを履くということを学習しました。
 クラスメイトの女の子が、よく自分に抱きついてききました。 なんか、プニョプニョしてて気持ちよかったそうです。 それが、クセになってよく女の子に抱きついてました。 女の子の身体は、気持ちよかったですね。
 中学はいってすぐまでは、自分は女ではないでした。
クラスの男子とケンカして、それなりにやっつけていたのですが、 とうとう負けるときが来てしまいました。 悔しさと、男子と体力的な差が出てきたことに対するショックで、 やっと自分は女なのかもと思うようになってきました。
 1年生の2学期の時、H先生を好きになりました。 理由は「可愛い」っていってくれたという、とても単純な理由なんですが。
そのころ、H先生はもう30歳は行っていたと思います。
3年間、ずっと好きで色々とアホなことをやっていました。 友達に、先生は自分の事どう思ってるのか、聞いてもらったり、 鍵編みでガチガチのマフラーを作ってみたり、 バレンタインディにはもちろんチョコをあげてました。
 男を好きになるのは女性であると、単純に思っていたので、 ああ、自分はやっぱり女なんだなぁと思いこんでいました。
 「やおい」熱は冷めず、中学三年の時に「聖戦士聖矢」という アニメがはやり、自分の周りはみなヤオイを書いたり読んだり。
自分も、たまに読ませてもらっていたのですが、 「ともぞうに読ますと泥沼にはまって、出れないから駄目」と 読ませてもらえないこともありました。
 それとは別に、心理学系の本を読んで「ゲイ」とはなんぞや と、探求をしていました。
 好きになる俳優はみな、おじさんばかりで、 いわゆる若いアイドルには眼が向きませんでした。 こんな彼氏が欲しいというより、 どこかこんな大人になりたいというあこがれの視線で見てたようです。
 相変わらず、自分が男性になって女性とセックッスするという視点で、ドラマのベットシーンなどを見ていました。
やはり好きな人は男性にもかかわらず、 自分が妊娠・出産をするのが想像つかなかったです。 男性が好きにもかかわらず、女性の裸も好きで、 こっそりとそう言った本を読んだりもしていました。
どこか疑似ペニスがあって、それが興奮する感覚も芽生え始めていました。



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